NXT TAKE OVER THE END

NXT TAKE OVER THE ENDWWE NETWORKにて観戦。
今現在、世界中でいちばん気になるビッグマッチがコレ。注目していた
試合は4つ。順番に解説。


アンドラーデ・シエン・アルマスのデビュー戦は、人気者のタイ・デリ
ンジャーとのシングルマッチ。アンドラーデは元CMLLラ・ソンブラ
あのロス・インゴベルナブレスの創設者で、かなりの大物。危なげない
デビューだったが、やっぱりマスクが無いのがちょっと(^^;)。
ただ、NXTの中心には早い内に辿り着けそう。今後に期待!


順番は前後するが、NXT女子選手権
チャンピオンのASUKAは巨漢のナイア・ジャックスを相手にほぼ問題
にせずタイトル防衛。女子プロレスのレベルはやっぱり日本が一番だな、
と改めて感じさせて貰った。ASUKAに関しては既に順番待ちに入った感。
年内には本体に合流し、すぐにチャンピオンになれる気がする。正直、
あんまり好きな選手では無いのだけど(^^;)。


最大の注目は中邑真輔vsオースチン・エリーズのシングルマッチ。
NXT王座への次期挑戦者決定戦として行われた。エリーズは日本でも
ドラゴンゲートW-1で活躍。僕の評価もそこそこ高い選手なのだが、
中邑の対戦相手としては正直役不足。というか、中邑の大物オーラ
凄すぎ(^^;)。

ほぼ観客全員を味方に付けた中邑はキンシャサ・ニーストライクで完勝。
次のTAKE OVERでのタイトルマッチ出場が決定した。果たして対戦相手
は・・・。


メイン・NXT王座戦は王者のサモア・ジョーフィン・ベイラーが挑戦し
金網デスマッチ。現在のNXTを象徴するようなタフマッチとなったのだ
が、結果はジョーの激勝。おそらくコレがフィンのNXTさよならマッチ
早ければ来週には本体のAJ・アンダーソン・ギャローズのチームに合流し、
BULLET CLUBBálor ClubとしてWWEに登場しそう。

よっぽどの事が無ければ、次回のタイトルマッチは中邑vsジョー
ジョーは実力者だが、中邑が負けるイメージが出来ない(^^;)。日本人初
のNXT王者はもう見えて来たが、我々が本当に望んでいるのはその先。
辿り着いて欲しいなぁ、WWE世界ヘビー級王座に。

BEST OF THE SUPER Jr. XXIII

新日本プロレス初夏の風物詩、「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」
決勝戦をNJPW WORLDにて観戦。“ジュニア最高峰決定戦”は毎回実力
の拮抗した好勝負が続くのだが、今年は完全にこの男1人が持って行った。

ウィル・オスプレイ
イギリス出身の23歳(!)、細マッチョな均整の取れた身体と、驚異的
ハイフライムーブで世界中から注目を集める新星。初来日でKUSHIDA
の持つIWGPジュニア王座に挑戦し、好勝負を展開。これを受けてBOSJ
に参戦したのだが、結果・内容共に周囲の期待を完全に上回る活躍を魅
せた。


正直飛べるだけの選手だと思っていたのだが、田口隆祐との決勝戦で
驚愕。オスプレイは序盤で着地をミスし、左足を負傷。無論コレを庇
いながらの苦しい展開となったのだが、かなり本格的な欧州式の関節技
を駆使してコレを凌ぐ。この段階で単なるハイフライヤーではなくなっ
ていた。


そして、負傷しながらも絶妙のタイミングで跳び技も仕掛けてくる。
観客が何を観に来ているかをハッキリと把握しており、しなければな
らない場面でしっかり無理が出来る。そのプロ意識、とてもじゃない
が23歳とは思えない程。

終わってみればシリーズ全体でオスプレイのプレゼンテーションが行
われたかのような印象。あえて似ている選手を挙げるなら、やっぱり
飯伏幸太ということになるのだが、年齢的にあと10年はこのスタイル
で試合が出来そうなのがオスプレイ最大の強み。

公式戦で組まれたvsリコシェ戦は世界中に議論を巻き起こす程の問題
試合となったのだが、おそらくこの試合でその評価はガラリと変わる筈。
これは、オスプレイの良さを上手く引き出した田口の功績も大きい。
オスプレイはおそらく次の大阪でKUSHIDAの持つIWGPジュニアに挑戦
することになると思うのだが、いまこの段階でKUSHIDAが勝つイメージ
が全く沸かない・・・。

新日本、また凄い選手を1人手に入れた。
願わくば飯伏とのシングルが観たいのだが、もう無理なのかなぁ(^^;)。
それだけがちょっと残念、マジで。

“Solitaire” till dawn

↑↑はFinger Artsソリティア
ソリティアはWindows3.1の時代から標準でOSに組み込まれているゲーム
で、単純ながら凄く中毒性の高いヤツ。
コレをiPadに入れるのはヤバい(^^;)、と思っていたのだが、こないだ遂に
入れてしまった。

・・・やっぱりハマった(^^;)。
いや、特に面白いワケじゃないし、操作性も良いワケじゃないんだけど、
そこにソリティアのアイコンがあったらやっぱりタップしちゃう(^^;)。
なぜそうなるのか、本当に自分でも解らない。

そういえばWindows3.1の頃はクリアすると1枚ずつカードが落ちていく
という演出があったのだが、アレをベンチ代わりに使ってたっけ・・・。
そういう人、すごくたくさん居たな、実際(^^;)。

中毒覚悟で懐かしさに浸りたい人はぜひ!
何度も言うが、特に面白くは無いし、目新しさも無いけど(^^;)。

参考:▻Solitaire By Finger Arts(Apple)

雪が降る

▼雪が降る / 藤原伊織(Kindle版)

以前から気になっていた直木賞作家藤原伊織の短編集。
バラエティに富んだ短編ミステリーが6篇入って居るのだが、その内容は
噂以上。というか、久々に凄い作家と出会ったかもしれない。
ちなみに藤原伊織は既に故人。ちょっと出会うのが遅かったかも・・・。

ともかくこの作品、テイスト・トーン共に重く、そして暗い。ミステリー
としてのギミックも決して凝っているワケではなく、どちらかと言えば
純文学系の作品を読んでいるいるような気分。こういうのってだいたい
途中でイヤになっちゃうのだが、文章全体から醸し出される独特な“惹き”
のレベルが尋常ではない。これはきっと物語それぞれにハッキリした緩急
が付けられているためで、1篇を読み始めるとその世界観の虜になってし
まうから凄い。無理に説明するなら、「基礎体力運動を毎日欠かさずやっ
ているアスリート」のような安心感がある。

6篇はどれもすばらしいのだが、印象に残ったのはこの中でも一風変わっ
たテイストの「トマト」。他の篇よりも若干短めの不思議系ストーリー
絶妙な位置に配置されており、その効果に驚嘆した。

ミステリーとして読み始めたのに、読後は極上のヒューマンストーリーを
読んだかのような感覚。よくできた企画書を熟読し、一発で採用を決める、
みたいな・・・。

・・・なんて思ってたら、この作家の前職は広告マンだったらしい。
現役時代はきっと凄い企画書書いてたんだろうなぁ、と羨ましく思った。
・・・営業だったらちょっと寂しいなぁ、いろいろ(^^;)。

iPPVでルチャワールドカップ!

予告通り6月4日・6日の早朝より、メキシコ・AAAのビッグマッチ、
「LUCHA LIBRE VICTORIA WORLD CUP 2016」をインターネット観戦。
試合内容その他はもう腐るほど呟いた(^^;)ので、今回はinternetvなる
メキシコ配信サービスについて。

視聴環境は、まぁこんな感じ。
事前に英語スペイン語のページから情報を入力し、PayPal等で支払い
をすると、番組表のURLが送られてくるので、それを選んで見ればいい。

いわゆるPPV(番組毎に料金を支払う仕組み)、それも海外モノを購入
したのは初めて。さらにメキシコ発ライブ中継だから、向こうのイン
フラが劣悪なんじゃねぇか?と勘ぐっていたのだが、どうしてどうして。
途中で若干映像が止まったり音声が途切れたりはあったのだが、我慢出
来るレベル。わりとしっかりしてるな、このシステム。

そして後から気付いたのだが、ログイン後の言語選択に日本語アリ!
次回からかなり解りやすくなると思う、コレ。

考えてみると、プロレスに関しては気になる大会は全てネット観戦にな
っている。国内は新日本プロレスワールド、アメリカはWWE NETWORK
メキシコAAAもこのルチャワールドカップトリプレマニアはチェック
しときたいので、このiPPVの使い方を覚えたのは良かったかもしれない。

使えることは解った。あとは開催さえ見逃さないようにすればOK。
・・・しばらく会場行けないな、こりゃ(^^;)。