G1 CLIMAX28・アオーレ長岡大会で個人的に注目のカードが組まれた。
両者の接点は驚く程少なく、シングルでの対戦はなんと初。こんなのが残って
たとは・・・。
この日のメイン、公式戦としてくまれた飯伏幸太vsSANADA。
G1大会のメインとして、ある意味「外様同士」のカードが組まれたのに驚いた。
やっぱり僕は昭和気質が相当あるようで、こういう事実には敏感になる。
しかし、試合は本当にすばらしかった。
驚いたことに、ゲームメイクのほぼ全てがSANADAの「受け」。飯伏の打撃を
真っ向から全て受けた上で、スカルエンド→ラウンディングボディプレスとい
う鉄板の連携であの飯伏幸から勝利を奪ってみせたのだから凄い。
SANADAが、今の新日本に居る、という状況はある意味で幸運。
年齢的にもあと5〜6年は今の状態を維持出来るし、武藤から学んだ「プロレス」
の型を見事に体現出来る存在。おそらく今のSANADAなら、棚橋や真壁、そし
て内藤とのカードが組まれれば、最高の内容を残すに違いない。SANADAにと
っては、飛躍のためのターニングポイントとなった気がする。
問題は飯伏かなぁ、やっぱり。
そろそろ明確な結果を出さなければならない時期。このG1、残り全勝して優勝
決定戦へ駒を進めるくらいのことをしないと、間違い無く停滞してしまう気が。
ポイントは武道館のケニー戦。差を付けられた盟友に一矢報いなければ、ゴー
ルデンスターとしてのキャリアを全て失うかも・・・。
今年のG1、やっぱり深い。
気にしちゃうなぁ、やっぱり(^^;)。